ベストセラーと仕事につながる本は企画の立て方が根本的に違います。
ベストセラーというのは、読まれ方が受動的なんです。
本屋に行ったり、電車の吊広告をみたり…、「これ、なに。面白そう!」と言って、手に取られます。
一方、仕事につながる本というのは、能動的ですね。
はじめから、こういう悩みを解決してくれる本を買いたいと思って、その本を探しに本屋さんに行きます。
受動的と能動的。
読む側の意識がまったく違いますよね。
なので、能動的な情報と、受動的な情報では、仕事につながる確率が大きく変わってきます。
ちなみにほかの媒体で言うと、新聞は受動的なメディアですね。
新聞はペラペラ見ながら、気になった記事が目に入ったら、そこをしっかり読みます。
だからこそ、「あ、こんなことがあったんだ」とか、「こんなのがあるんだ」といったように、自分の想定の範囲外の情報が入ってきます。
これが受動的なメディアの特徴です。
一方、能動的っていうのは自分で取りに行く媒体です。
ネットのニュースサイトを拾うのも能動的ですよね。
ニュースの一覧から読みたいと思ったニュースだけをクリックしますので、効率的に情報を集めることができます。
これは、能動的なメディアの特徴です。
ただ、最近、新聞を取る人が減り、ニュースはネットでみるという人が増えているようです。
ネットでニュースを見るのは、効率的ではありますが、興味の部分にしか意識がいかなくなってしまうため、知識が偏ってしまう傾向があります。
そこを問題視している脳科学者さんもいらっしゃいますね。
受動的と能動的…、情報の取り方で、その次に起こるアクションが大きく変わってきますので、そこをちゃんと考えてください。